圓福寺
江戸日本橋小網町の俳人・古帳庵(鈴木金兵衛・埼玉県
入間郡越生町出身)が、天保十二年(一八四一)に読んだ句だが、
この句碑は圓福寺本坊の庭に建っている。
地図をひろげると、銚子は関東地方の最東端に
位置し、北は利根川、東南は太平洋に面し、
まさに国のとっぱずれである。
圓福寺はこの銚子市の中心地にあり、
古来飯沼観音とも呼ばれ、信仰をおおいに集め、
銚子の市街は観音の門前街として発展した。
料理店などの盛り場に囲まれた観音堂は
地元の方や漁師・観光客で賑わっている。
圓福寺大師堂
当山は創建以来約1300年の寺歴にささえられた真言宗の古刹であり、大師堂は嘉永元年(一八四一)第三十世深恵代に再建し150年以上の時を経たお堂です。
圓福寺本坊内仏殿
内陣には阿弥陀如来、観音、勢至の弥陀三尊が奉安されています。檀家の皆さんがわずかな費用で葬儀・法事の際に利用できる寺院内葬祭ホールがあり、受付・事務準備室・湯茶準備室・和室等が完備されております。
家族葬にも対応しており、葬儀終了後は移動なしで直接墓所へ埋葬できます。
圓福寺本坊内仏殿
寛文九年(1669年)京都縫物師の製作による刺繍涅槃図で千葉県指定文化財。2月15日には寺宝展とともに一般公開されます。
古帳庵句碑
「ほととぎす、銚子は国のとっぱずれ」
俳句を趣味に持つ江戸の豪商(古帳庵)が銚子で詠んだ句で、今日では銚子を代表する句になっています。