飯沼観音

江戸日本橋小網町の俳人・古帳庵(鈴木金兵衛・埼玉県
入間郡越生町出身)が、天保十二年(一八四一)に読んだ句だが、
この句碑は圓福寺本坊の庭に建っている。
地図をひろげると、銚子は関東地方の最東端に
位置し、北は利根川、東南は太平洋に面し、
まさに国のとっぱずれである。
圓福寺はこの銚子市の中心地にあり、
古来飯沼観音とも呼ばれ、信仰をおおいに集め、
銚子の市街は観音の門前街として発展した。
料理店などの盛り場に囲まれた観音堂は
地元の方や漁師・観光客で賑わっている。

飯沼観音ライトアップ

毎月8・18・28日/土曜日、日曜日

夜空に浮かぶ、幻想的な本堂、五重塔をどうぞお楽しみください。

仁王門

坂東第27番観音霊場

飯沼観音(本堂)

坂東33観音霊場 第27番札所であり、ご本尊は十一面観世音菩薩(秘仏)。
地元をはじめ全国各地の大勢の観音信者より「ちょうしのかんのんさま」として親しまれ、信仰と尊崇の念を集めております。
また毎月18日の縁日が復活し、多くの参拝者で賑わいを見せている。

五重塔

平成21年に完成した総高33.55メートルにも及ぶ千葉県唯一の五重塔で銚子のシンボルとなっている。
【五重塔開扉 晴天・無風の時のみ】
毎月8日(薬師縁日)午前11時~12時
毎月18日(観音縁日)午後3時~4時30分

大仏(露仏)

正徳元年(1711年)に造立された一丈七尺(約5.4メートル)の阿弥陀如来座像です。
青銅製で、蓮座(ハスの花をかたどった台)には何万もの寄進者の名が刻まれています。
なお、第2次世界大戦時に受けた機銃掃射の跡が、膝のところにある数ヶ所残っている。

鐘楼堂

鐘楼堂は、戦後復興で建てられ、梵鐘は、単に時報としてばかりではなく「その響きを聴く者は一切の苦から逃れ、悟りに至る功徳がある」とされている。

天井画

銚子市内の絵心のある方々によって平成7年に完成されました。本堂を中心とし、左が、秩父三十四所観音霊場、坂東三十三観音、西国三十三所(日本百観音)。右が四国八十八か所が描かれている。